【様々な葬儀の形】近年の葬式について

一日で終える「一日葬」

一日で終える「一日葬」の写真

昔に比べて大家族の世帯が減少し核家族が増えたことや、高齢化社会が進んでいることから葬儀の為に日にちや時間を費やすことが難しくなっています。その為、通夜をせずに火葬の当日に告別式を行う、一日葬も増えています。一日葬は通夜がない分だけ準備の手間が省けますが、直葬に比べると、ゆっくり故人とのお別れをしのぶ時間をとることができるというメリットがあります。また、一日葬は宗教上の形式ではなく、近年になって時代に合わせた葬儀の形として葬儀社が提案した新しい形の式です。そのため、家族葬同様に必ず何かをしなければならないという訳ではありません。ですので、家族葬のように近親者のみで執り行ったり、通夜をメインにすることもありますが、多くの場合には一般葬から通夜を省いただけといった形式がとられることが多いです。一日葬の一番のメリットは一日で式を終わらせることができるため、家族や参列者の身体的、経済的な負担が軽くなることです。特に現代では親族であっても遠方に住んでいることも多く、式が一日で終わらないと宿泊費といった出費も発生してしまいます。しかし、故人の家族にとっては、おもてなしの費用が若干軽減される葬儀に関する費用が大幅に軽減されるわけではありません。例えば式場は準備のため、結局のところ前日から2日にわたって借りなければなりませんし、お布施などが安くなるわけでもありません。また仏教の場合には、通夜から葬儀、告別式という一連の流れがあるので菩提寺からの理解が得られないという可能性もあります。

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